お別れ

11日19時45分頃、マロンが永眠しました。

遺体はまだ部屋に安置してるけど、なんだか綺麗な遺体すぎて寝てるようです。
今にも元気ないびきが聞こえたり、寝ぼけて走ったりしそう。
毛艶もいいし、お顔も綺麗。あんまり実感がわかない。

前述の記事の後、白いご飯をすこしふやかしてあげたら喜んで食べたのですが、
そのあと2時間おきにもどすようになってしまいました。
脱水にならないようにお水はすこしずつ与えるようにしてたんですが、
そのお水すら全部吐きもどしてしまって。
高熱と空腹、複数回の嘔吐でそうとう苦しかったのだと思います。
もう吐きませんように、せめてお水だけでも、と思ってはいましたが、
結果的にはそれが体力を奪う形になってしまったのかも。
腫れあがった患部からの内出血も始まり、いやな予感が頭をよぎり始めました。


血液検査の結果は、白血球の異常な増加もなく、子宮蓄膿症ではないようでしたが、
肝臓が異常に働いてる、とのこと。
獣医さんいわく「何かの中毒を起こしているのかもしれないのですが、何か変なものを食べましたか?」
全然思い当たりません。
もともとアレルギーっぽい体質の子だったり、ゴミ箱あさり癖が治らなかったりしてたので、
食べ物にはかなり厳重に気を使っていました。
ゴミもあされないように台所に仕切りがあったり、ゴミ袋の口をきっちりしばったり、ゴミ箱の蓋の上に重しをおいたり。
食べ物や、その容器を届くところには置かないようにしたり。

「おっぱいの腫れは肝機能とは関係ないと思います。でも突然腫れあがって、しかもそれがこんなに急に内出血するっていうのは普通考えられない。」
言われて、少しだけ思い当たる節が。
数日前に患部の乳首に当たるところに、なにか虫さされのようなポッチがあるのを見つけてはいたんです。
あれ?とは思ったけど、それ以上は特に気にせず。
これがもしも少し大きくなるようなら、診てもらったほうがいいかな、くらいで。
「散歩のときに何か悪い虫に刺されたか…、もしくはおっぱいのあたりに小さい傷があって雑菌が入ったのかもしてないですね」
…という診断。結局のところ、はっきりとした原因はわかりませんでした。
肝臓は、高齢のためかもしれないとのことで、肝機能を強める薬と、抗生物質などを点滴してもらい、
座薬をもらって帰ってきました。
レントゲンは、あまりにぐったりしているので、いまの状態ではとれないとのこと。
食事は離乳食をすすめてもらい、熱を下げるよう薬とアイスノン、エアコン、扇風機でがんばって、明日、また来るように、とのこと。

もうフラフラで、マロン自身、自分では歩いたり立ったりも不自由な状態でした。
2日前には元気に散歩に行ってたなんて信じられなくなるくらいです。
前の晩には、いい形のうんこ出したり、
少しだけ気分が良くなったのか自分でお腹出して寝たりしてたのに。
アイスノンで冷やし続けるも、息は荒くなるばかり。
目を細めてはいますが、寝れてはいない様子。
ずっとそばについて、お水飲みたそうなときに飲ませてあげたり、なでたり、声をかけてあげるくらいしかできることがない。
離乳食は玉ねぎなどの犬が食べてはいけないものが入ってないのを選んで買ってきましたが、
スポイトで与えても舐めてもくれない状態になってしましました。
時折顔をあげてはこちらを見て、ふらーっと力なく倒れこむこと数度。
おかしい。熱と薬で朦朧としてるだけとは思えない。つらそう。切ない。がんばれ。
点滴してもらったんだからきっと大丈夫。よくなる。と心を奮い立たせながら見守っていましたが、
17時過ぎごろ、軽いひきつけを起こしました。
あわてて獣医さんに電話。
涙声で上手く話せません。
信じられない、という思いと、とうとうきたかという思いがないまぜで涙が止まらない。
「けいれんを起こした時は、くれぐれも顔のあたりに近づかないでください。意識がない状態なので噛みついて大けがする場合があります。体だけを持って、連れてきてください」
と言われました。
愛犬が死にかけてるときに頭をなでてもやれないことにショック。
幸いひきつけはおさまり、病院は時間外でしたが診ていただけるとのことで、急ぎ向かいました。

再び解熱剤を投与。抗生物質を投与。
「やれるだけのことはやりました。あとは熱さえ下がれば。回復する可能性はあると思います。
こちらでお預かりすることもできますが、万一のときには死に目に間に合わないと思います。
ご自宅で見守ってあげるほうがこの子のためかと思います」
獣医さんの言葉に、ああ、もう本当にこれで最後なんだなあと思って。
怒涛の二日間に呆然として。
悲しいとかかわいそうとかごめんねとかありがとうとかもうわけがわからいけど涙が止まらなくなって。
でも希望を捨てないようにしようよという母の言葉に少しだけ励まされて。
連れ帰ってきたマロンに濡れタオルをかけて体温下げてあげながら、最後まで付き添いました。
どのあたりから意識がなくなってたのかはわかりません。
誰のどの言葉が、マロンの最後に聞いた言葉になったんだろうな。
ずっと苦しそうで。
でもがんばれ。また良くなって一緒に散歩に行こうねと手を握って励まして。
19時45分頃、きゅーっとしっぽが上がり始めて。
少し気分がよくなってしっぽを振れるくらいになった?と一瞬期待しましたが、
足が突っ張り始めて。何度か大きくえずくようなしぐさを見せた後、静かに息を引き取りました。

苦しいよと鳴きもせずに、そっと逝ってしまったマロン。
あんなに取り乱したおかんを初めて見た。
今朝、病院に清算に行ったらもらった、とおかんが大きな花束をもらって帰ってきました。

いろんな思い出が浮かんでくるけど、もういなくなってしまったんだという実感がわかなくて、
今の気持ちをなんて表したらいいのかよくわかりません。
ふと、たまらなくなって涙が出るけど、割と落ち着いているほうかな、と自分では思います。
冷たいとはいえまだ体をなでてあげることができて、部屋にお花や首輪やごはんに囲まれてでーんと鎮座してるせいかも。
きっと、遺体もいなくなったらどっとさみしさが襲ってくるんだろうな。それが少し怖い。
近いうちに火葬する予定です。

結局のところ、直接の死因は乳腺炎による高熱、ということになるのかな…。
肝臓については、前々からアレルギーを抑えるためのお薬を常用してたので、
それでだいぶ弱ってきていたのかもしれません。
要するに、投薬治療に耐えられる状態ではなかったのかな、と。
あと2か月ほどで14歳になるところでした。

今までマロンを愛でてくださったすべての皆様に感謝を。
マロンちゃん今までありがとうね。
おやすみ。